「合気道は世界の病気の医療である」(平成20年のセミナー感想文)

「合気道は世界の病気の医療である」(平成20年のセミナー感想文)

「合気道は世界の病気の医療である」

平成20年10月31日~11月4日は、合気会本部道場指導部師範関昭二(7段)指導の第13年次国際講習会がモスクワに開催されました。

セミナーの開催者は、ロシアの一番古い合気道組織の一つである「こいのぼり道場」でした。

参加者の総合人数は約200人。

長年の伝統に従い、こいのぼり道場とその支部の生徒だけではなく、他の合気道組織のメンバーもセミナーに参加しました。その中、「オオシンカン」、「カガミ」、「ケンタイカン」、「合気道・ナ・ピオネールスコイ」、「ガクモン」、「リュウシンカン」、「アンユウカイ」、「ゾロトイ・ドラコン(金龍)」という道場の代表者がいました。

参加した地域も広かったです。参加者はロシアのモスクワ、ニジニー・ノヴゴロド、プシチノ、ロスとフ・ナ・ドヌ、イルクーツク、フリャジノ、コロリョフ、スタヴロポリ、ハバロフスク、カザン、サハリン、それにリトアニアとフランスから集まりました。

セミナーは難しい時期に、経済危機を背景に行われました。この経済危機は世界の全ての国を覆い、その人口に激しいストレスをかけました。殆どの人々は不安、未来の不確実、失望、それに時々敵意や不寛容を感じています。それにも関わらず、このセミナーの非常に暖かいと親しい雰囲気が殆どの参加者の印象に残っています。これは、「合気道は世界の病気の医療である」という開祖の言葉のすばらしい確認となっています。セミナーの数日にわたって関師範の、技のレベルを問わず全ての生徒に対する思いやりや注意深い態度が不安を忘れ、ストレスを乗り越え、平和、和合と相互理解の雰囲気を感じさせた、と全ての参加者に感じられました。

セミナーが終わりました。参加者の熱意、稽古への態度や、誠意を込めて先生から頂いた知識を身に付ける努力は、関師範の予想に背いていないことを期待しております。またモスクワで先生とお会いできることを期待しております。

カルポヴァ・マリーナ
こいのぼり道場長

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